pureここち

手作り石鹸の記録の他、旅・海・My home ここちイイことだぁ~い好き! 私“ここち”がお届けするpureここちなMy Life

最近読んだ本『マシアス・ギリの失脚

南洋(現在のミクロネシア諸島)の架空の島、ナビダード民主共和国を舞台にマシアス・ギリという
ひとりの大統領を描いた物語です。

普通に読めばとびきり面白い作品という訳ではないのですが、パラオの生活や裏事情を知っている
人間として別の意味でなかなか楽しめる内容でした。

青くどこまでも広がる美しい環礁に囲まれた小さな南の島で起こる、前大統領の暗殺、慰霊団が訪れ、
日本との政治的利害が渦巻き、伝統を重んじる島の暮らしと政治との間の歪みの狭間で揺れる
大統領マシアス・ギリ・・・
舞台は架空の島だけど、読めば読むほどパラオに重なってきて、絶対この作者はパラオを題材に
この作品を書き上げたのだという確信に迫ります。
本文にはパラオ、ヤップ、ポナペにも触れ、物語の中には1783年ウーロン沖で座礁したアンテロープ号の
こと、当時アンテロープの乗組員といっしょにイギリスへ行って天然痘で亡くなったパラオの王子リー・ボー
の亡霊が大統領マシアス・ギリの相談相手として登場し、パラオの歴史も上手く使われています。

池澤夏樹氏の作品を読むのはこれが4冊目。初めて読んだのは10年以上も前『南の島のティオ』でした。
タイトルに魅かれて手にし、アメリカへ向かう飛行機の中で読んだのですが、こちらはとても夢のある
優しい本でした。そういえば、この本どこにいっちゃったんだろう・・・
この本の印象のまま2冊目の『花を運ぶ妹』を読んだここちは激しく動揺することになるのですが・・・
こちらの本もバックパッカーを経験し、バリ島の諸事情も少しは心得ている人間には現実味があり過ぎる
リアルな表現がなされたディープで苦しい内容です。

マシアス・ギリの失脚、著者の思惑かパターンなのか、なかなか読み進み辛い本です。
興味のある方は読んでみてはいかがでしょう?
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コメント

あれ?

偶然?ここちさんも好きだったんだ!
私、この作家さんが日本人では一番好きなんよ♪
一番最初に読んだのはやっぱり「南の島のティオ」
私の一番好きな本。
だけん、同じ系統の人にはプレゼントし続けてるよ。
この人のはぜーんぶ読んだよ。

因みに「世界でいちばん暑い島」小林信彦氏
のもパラオだよ。
特にPPRだ!!ってのが凄く分かって、しかもパラオに居る時に読んだけん何かすっごくリアルだったよ。
因みにこれも政治的内容だけん楽しい♪では無いけど、やっぱり居たから、その意味で楽しめるよ(^^)

あれ?はっちゃん、そうやったん!?
南の島のティオはいいよね~♪私も大好き^^
でも童話的イメージが強くて、他の本を読むと重い・・・
特に花を運ぶ妹は描写がリアル過ぎてこの作者はかつて
本当に薬物中毒だったんではなかろうか!って思ってしまう
くらいすごかった!でもなぜか引き込まれる。
マシアス・ギリは言い回しがしつこい!って何度も思いながら
読んでたら、著者がいつ終わるんだろう?と思う長い物語に
したかったそうよ^^;

ちなみに今は夫婦で時代モノにハマってます(*^_^*)

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ここち

Author:ここち
大阪在住
2006年から中古マンションをリノベーションして暮らし始め
無添加天然素材の手作り石鹸生活&お酒と美味しいモノが
大好きな夫婦共働きのふたり暮らし

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